クエイドの夢に夜ごと現れ、やがて彼の強力なパートナーとなる、レジスタンスの女性メリナ。そのパワフルかつミステリアスなキャラクターはティコティンの鍛え抜かれた肢体と美貌にまさにはまり役である。ニューヨーク生まれで、芸術高校卒業後多くの有名振付師と共に働き、「殺しのドレス」(80)、「レイジング・ブル」(80)などのプロダクション・アシスタントとして映画界入り。オフ・ブロードウェイのヒットミュージカル”The Me Nobody Knows”への出演で一躍スターダムにのしあがった。映画デビューは「アパッチ砦ブロンクス」(81)のポール・ニューマンの相手役。本作出演を皮切りに「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94)「コン・エアー」(97)などの話題作に出演した。